Wednesday, December 29, 2010

緑化Green New  Dealの柱に!

 現在、内蒙の大半を占める牧畜地域において沙漠化が進行しているが、ここに植林を含む牧畜、農業、林業の複合経営を確立することによって、牧畜経営を安定・発展させつつ、同時に沙漠化を防止する。この方式を研究・実験し、この方式を大規模に展開するために、植林を含む複合経営に要する資金を貸付事業として調達するための方途を研究し、又、実験する。

内モンゴルの牧民と集落を支援する
連絡先:北野研究室078-794-5464
 mail:   kitanomasakazumail@yahoo.co.jp  

Sunday, December 26, 2010

                   内蒙ホルチン砂漠近接天山A村の 牧・農・林の複合経営を支援する                     
                

   2009年2月、本学留学生ウリジ氏、故郷の姉と実家の集落を訪問、近隣村の牧民30余名に事業の趣旨を説明し、意欲あり有力な牧戸経営の現状と計画を調査、協議した。
09年4月、第一段階の貸付事業: 牧民18戸に計15万元(約200万円)を、期間3年、単利10%、毎年分割返済で貸付ける。

   09春、資金を貸して植林する10戸 広げ過ぎた農地が砂漠化し、まずここから植えたい。農女性が関わり、ここでも女性が熱心!

 2月、厳寒-20℃の畑、各戸2ha 高値の続く牛用にトウモロコシ畑を開墾した


  1.    この農地はトウモロコシが良くとれた、遠くに牛、その向うに植林した林
  2.  実の収穫後は牛を放し、茎を餌に、フンは肥料に、循環させる(移動コストゼロ )   
 低地は砂粒地で草原だったが畑にした。丘の草原との境の傾斜地から表土が、風で飛散、雨で流出、農地を撤退させて植林する。すでに農用ポンプがあるから、費用はわずかで済む



 ポンプは畑用に設置済み、植林に利用できる、地下水位が下がり、家庭用は7mだが、用心のため今50mまで掘る





ポンプの総費用8000元、ガソリン代が高い。水位は毎年1~2mも低下、防止・地下水不依存には大規模植林しかない、だが時間の余裕はそれほど無いかも?!


牛用のトウモロコシを各戸の近所で2ha(2町歩)ほど耕す

牛フンは燃料、畑の肥料に、貴重で金持ちの象徴、乾燥地のため、臭いなし


畑は居住地近くの低地を占め、25m程小高い向こうは草地、境界から砂漠化する。ここに植林しつつある
 牧民は既に植林中 家の周囲と畑地に木を密集させて植える。防風、防土、土壌涵養、保水、枝は資材、飼料、燃料に、木は売れる。だが、成木の回収には20年を要す!  資金不足さえ打開できれば!






         強風等で柵はすぐ傷む、境界に木を植えたい!


   土地使用権を個人配分して13年。広大な土地に柵だけで1万元、強風で倒れてる。両側の牧戸が共同して植林できれば、これを広げれば・・・
境界問題が重要になっている・・植林が最適!



   植えて2か月で、70cm     

10ケ月で1.5mへ成長!
08年春、5列の水路に苗木を1m毎に植樹、1年でこれだけ育つ

中華料理は豚だが、最近牛価が急騰しており、大規模な牛舎が立ち始めている

 
篤牧家は牛舎、10頭分を増築。屋根にビニールを張ると完成、冬でも子牛を確実に育てられるようになった





  牛は在来種から高値で売れる新品種へ転換中
この子牛は生後1ケ月、買値は千元、飼料200元で1年後に1800元で出荷できる!


冬でやせ気味だが、よく動き、腿の肉が盛り上がる。5歳、市価5千元!





 近所から買い集めた牛を60kmある开鲁市場まで売りに行く、自ら販売できれば大変有利!
ご自慢のトラック、5万元するが、借金分は1年で返済!
道路が整備され、内需拡大政策で国道税金もなった。











村の店。酒、茶・・八百屋。春に羊毛を売るまではツケ! 牧民の懐具合を一番知るのは店! 現地の資金事情。銀行は政府系信用組合のみ。10ケ月、保証人3~5人、3千~8千元、金利10%。 闇金融は期間1年、1万元まで、20% 

  内陸シリンゴルの砂漠化地の牧民を退牧還草
政策で移住させた生態移民村 100戸、村から5km。


  作った修理店、店も看板だけで営業できず。貸家が増えている。




   町に近いからと予定した牛乳事業は資金不足で失敗(中間政府のピンハネのため)。仕事が無く、出稼ぎに出て村に人影無し。
退牧還草では、元の牧民が戻れば元の杢阿見! 6月まで放牧禁止では飼料代がかさむ、過放牧罰金策(頭当り30元)も撤退か、大規模化かで効果無し。

2007年8月

2009年2月












   2003年、温州の資本が銀行借入10億元で零落牧民の草地を10年契約で借地して植林、だが失敗し逮捕。地元政府の管理下で放置。地元集落の管理に移し、大規模植林の基地に!






農民と牧民の歴史的対立を象徴する万里長城塞の北はモンゴル、赤峰市天山の町 A村から最も近いが、それでも50kmもある











二月に早くも黄砂、昼なお暗い      交通・通信の便利なここに現地事務所をつくれば・・